発起人

高井 美和 (たかい みわ)

1995年春より幼稚園の先生として子ども達との生活が始まり、偉そうに「子ども達にとって先生としてどうすべきなのだろうか」を毎日迷いながら20代を過ごしました。70歳代までが同じ「先生」として勤めた幼稚園では、毎日の生活がすべて学びの時間で人生で一番楽しい時でした。子ども達、保護者、先生だけの小さな世界で子どもの発達を体で覚え、観察し、記録し、守られた贅沢な時間でした。そして職場を離れ、大学院で2005年にセラプレイ(Theraplay🄬)に出会い迷っていた私は「これだ!」と思い夢中でセラプレイと共に歩みだします。ソウルのセラプレイ専門のセンターにすぐに観察実習を申請し、目の前で変化していく子どもの姿を目の当たりにするのは、まるで魔法の粉でも使っているかのようでした。そこから6年間のソウルでのセラプレイの生活が本格的にスタートします。その間シカゴ本部、ソウル、フィンランドなどセラプレイの盛んな地域の先生たちに、支えられ頭と体で多様な文化の中でセラプレイを体験してきました。

2010年には日本の発達クリニックでの初セラプレイの実施、その後養護施設や、デイケア、幼稚園など様々な場所でセラプレイを実施したくさんの子ども達と親子とのセラプレイが始まりました。2014年には、NPO法人としての活動が始まり、日本の心理・福祉・教育など子どもと家族を支援しながら悩みを抱えてきた人たちがセラプレイのトレーニングに参加し、シンポジウムや勉強会がスタートしました。

そんな中、私は今だに「私は何をしているのか?セラプレイって何だろう?」と思いながら、実体験や習った理論を話す事はできても、妙な違和感を拭い取ることはできませんでした。私の悩みに対し「世界でも、先進国として様々な西洋文化を取り入れてきた日本ですが、心理療法や精神療法が他国に比べて浸透しない代表国日本文化であるから仕方がない」と海外の心理学者らは慰めてくれましたが、外から見る日本を知ることで日本という国を客観的に見始めた気がします。少々現場から距離を置いて3年、社会という場において今何が起き、何が求められるのか、今までとは異なる教育人類学・社会学?教育学?の先生に助けてもらいながら、私なりにに活動を続けています。そして日本でも、今までの私の活動にご賛同して下さり、支えて下さっている先生方がいらっしゃいます。

現場から聞こえてくる子ども達の苦しみの声、医療機関や福祉機関の心ある先生方のやるせない思い、その想いを知っているのに見て見ぬふりをしてはいけない。いや、私のように時間をかけてこんなことしている人もいないんだから、私にしかできないことがあるはずだ!セラプレイを教えることは大事なことだが、それが目標じゃない。日本の子ども達、そして親子のために、私を含む親子を支える立場の心ある人間が、子ども達の人生に意味のある仕事をするために、動かなければならない、と思い私の経験してきた事を今の日本の現場の先生とコラボしていう事により、お母さんたちと一緒に話し合っていくことでこれからの育児や子どもとのかかわりに希望が持てないだろうか、と会を立ち上げました。一人じゃできないのです。狭い範囲の中で生活をしてきた私です。そして、至らないところばかりの私ですが、この変わった経験を生かしていかれればと思って立ち上げました。手を貸してください…。出る杭になる準備はできています…。                          2020.07.25

NPO法人 日本セラプレイ(Theraplay®)協会代表

幼稚園教諭・保育士/聖心女子大学 卒業 /韓国 淑明女子大学大学院 児童心理治療 博士課程 修了

米国セラプレイ(Theraplay®)国際本部認定 Cirtified Theraplay®Therapist / Cirtified Theraplay®Supervisor /Cirtified Theraplay®Trainer)

子どもと関わる学びをはじめて24年。 臨床経験 12年~

東京での幼稚園教諭経験を経て、2014年より政府奨学金を取得し、子どものセラピーが盛んな韓国ソウルの大学院修士・博士課程に進学。大学院にて プレイセラピー サンドセラピー セラプレイ などを学び、韓国ユンセラプレイカウンセリングセンターにて臨床観察・実践経験を積みました。シカゴ、フィンランド、韓国などでセラプレイのトレーニングや、スーパービジョンに参加し、通訳としても世界のトレーニング現場に同行スタート。博士課程に入り、精神分析の先生との分析、勉強会 心理検査のワークショップなどさまざまな臨床家としての学びの世界へ入門。 帰国し、札幌で発達クリニックでの初の日本のセラプレイが始まった。親子のセラプレイの経験はたくさんのことを教えていただきました。東京に戻りセラプレイカウンセリングセンター設立、NPO法人日本セラプレイ協会を設立、と日本での活動をしながら継続して臨床及び学びは継続している。最近は、「子どもの目で世界を見る」の教授の元で修練を続けている。

お子さんそして家族に必要に応じて、幼稚園や療育センター、病院との連携・協力をさせえ頂きながら、これからの時代を生きていく大切な子どもたちとそのご家族のために少しでもお力添えができればと思っております。

<国際会議発表・学会発表> 

  • セラプレイ国際会議 (シカゴ:2011/フィンランド:2014)
  • アジア セラプレイ 国際会議 (ソウル:2012)
  • フォーウィンズ乳幼児精神保健学会(東京 慶応病院内:2014)
  • 乳幼児精神保健学会事例発表 (東京 慶応大学:2016)
  • 日本心理臨床学会(横浜 国際医療福祉大学:2016) 他

<論文・著書・メディア>

  • チャイルド社 月刊誌 ポット 連載(2010)
  • 読売新聞夕刊掲載(2016)
  • 「Play Therapy in Asia」中文大学出版社(香港)
  • 第7章 Play Therapy in Japan (2018)

<セラプレイ 実践例>

児童精神科クリニック・発達クリニック・乳児院・養護施設・ 療育センター・デイケア・家庭相談センター・幼稚園などで実施 個人センター開設後 センター中心

<セラピスト養成講座・勉強会・セミナー>

  • 初級講座 (東京:札幌:名古屋: 2009年~ 毎年開催)
  • 中級講座 国際本部より講師来日(東京:2016)
  • MIM実践研修・コンサルテーション・グループSV 随時
  • 「小児精神科医×セラプレイ」春季-秋季セミナー 毎年開催    他

<子ども支援者向け(保育・教育・福祉・心理・医療)

シンポジウム「親子と歩む地域とともに」2015年~

第1回  「子ども、大人、社会の“声”」 今私たちにできる事は何

第2回 「支援とは何かを考える」 想いと ニーズについて…

第3回 「あなたにとって遊びとは…」(第1回Theraplay Week中 )

~講座・研修会など1000人以上の方にご参加、ありがとうございます!~