センターに来る子どもたち

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2012年から始まった日本初のセラプレイのセンターを訪問した子どもたちは、今の自分自身が思い通りに行動できない苦しみ、自分がどうしたいのかわからない、眠ることが怖い、大きくなることへの恐怖、大好きな存在でいて欲しい親との関係性のひずみなど様々な理由で訪れる。それは、不登校(園)、過剰行動、隠れる、逃避行動など様々な形で表れていた。全ての人が人と人との関係の中で生きているように、センターを訪問した子どもたちは、他者と自分という関係性の中で違和感を感じたり恐怖や怒り、不安を感じている子どもたち、自分が、もしくはそれに気づき改善を求めている保護者の元にいた子どもたちである。その親子の苦しみや、痛み、違和感が形成された背景は、誰一人として同じ理由は存在しない。人それぞれの想いは、当人の考え方の形成に大きな影響を及ぼしており、その考えに及ぶしか無かった、及ばざるを得なかった当然の理由を持っている。その状況に、子どもの心理療法自体にあまりなじみのない日本でどのようなものかよくわからないまま、たまたまセラプレイを紹介されたり、話を聞いて耳にしたとても少数の子どもたちである。まだ、心理治療自体に馴染みのない国であるからこそ、セラプレイに来た子は、誰しもが通る道ではあるが、人より少し繊細で少し気づく能力の高い子どもたちであったとも言えるだろう。もしくは敏感にその苦しみや違和感に気づくことができた人より少し繊細で少し人より気づく能力の高い親だったとも言えるだろう。